カロリーメイトは手軽に食べられる栄養食としてロングセラー商品となっていますが、カロリーメイトはいつ食べるのが正解なのでしょうか?
カロリーメイトは手軽に食べられる商品ですので基本的に好きな時に食べて良いはずです。
しかし朝食・昼食・夕食・おやつにはそれぞれ食事としての役割が存在しており、カロリーメイトがそれぞれの食事にふさわしいのか、言い換えればカロリーメイトの正しい使い方を本記事では考察していきます。
カロリーメイトをいつ食べているのかアンケートを行った結果
最初に世間はカロリーメイトをどのタイミングで食べているのかをアンケートしましたので、その集計結果を公表します。
当然と言えば当然ですがカロリーメイトは圧倒的におやつとして消費されていることがわかります。
カロリーメイトはお菓子として栄養が優れているとはいえ、1日の中で摂取カロリーが多いであろう夕食と昼食の代替としては見られていないことがわかります。
一方で時間が無く手軽さを求められる朝食に関しては一定の方がカロリーメイトで代用していることがわかります。
ではカロリーメイトは実際のところ朝食・昼食・夕食・おやつ、いつ食べるのが適切であると言えるのでしょうか?
カロリーメイトリキッドは朝食におすすめ
まずカロリーメイトを朝食として摂取すると我々の健康にどのような影響があるのでしょうか?
株式会社明治の「朝ごはんの大切さについて」というコラムを元にすると朝ごはんを食べるメリットは次の3点になります。
- 睡眠中に低下した体温を上昇させて脳や体をウォーミングアップさせる
- 仕事や勉強の集中力が上昇する
- 胃腸が動くためスムーズな便意が促される
朝食の大切さは皆さんご存じかと思いますが、仕事や勉強の効率を上げQOLを向上させるためにも朝食は忘れず食べた方が良いことは間違いないところです。
では何でも良いので口にすれば良いのかというと(もちろん食べないよりは食べた方が良いのですが)朝食に適した栄養素というものがあり、それは次の3つです。
- 炭水化物
- タンパク質
- ビタミン・ミネラル類
炭水化物は分解されてブドウ糖となり脳のエネルギーになるため、頭が働かない朝には必要な栄養素です。
また炭水化物を分解するのに使用されるビタミンがビタミンB群です。
脳へエネルギーを速やかに送るためにビタミンB群が必要となるわけです。
またタンパク質に含まれるトリプトファンは体内時計を調節する働きを持つため、トリプトファンを含むタンパク質を朝に食べることは睡眠の質を良好なものにするためにも必要であるとされています。
ではカロリーメイトはこうした栄養素を含んだ、朝食にふさわしい食事と言えるのでしょうか?
朝食に適しているのはカロリーメイトリキッド
まずカロリーメイトのうち最も朝食に適していないのがカロリーメイトブロックです。
なぜならカロリーメイトブロックは脂質が多く、炭水化物とタンパク質が少ないため理想的な朝食の要件に合っていないためです。
またカロリーメイトブロックは脂質のせいで朝から食べるには少しキツいと感じる人もいるかも知れません。
一方でカロリーメイトリキッドとカロリーメイトゼリーは三大栄養素のバランスが非常に良く、タンパク質と炭水化物が多く含まれているため朝食に適していると言えます。
また両者は乳タンパクやホエイタンパクなど良質なたんぱく質を使用しているため、トリプトファンも多く含まれているものと推定できます。
とくにカロリーメイトリキッドはカロリーメイトの中で最もビタミンが豊富に含まれているため、カロリーメイトの中では朝食に適した食品であると言うことができます。
- 参考記事⇒カロリーメイトの栄養を徹底分析
ですのでカロリーメイトを朝食として食べる場合はカロリーメイトリキッドをオススメしたいと考えています。
カロリーメイトリキッドは栄養学的に朝食に優れていることに加え、開けたらすぐ飲み干せるという利便性も朝食に適していると言うことができます。
朝はギリギリまで睡眠時間を確保するため食事の時間が無い人であってもカロリーメイトリキッドであれば水分と同時に朝食に必要な栄養が摂取できるのでオススメです。
カロリーメイトゼリーとリキッドはは昼食に向いていると言える
次にカロリーメイトをランチに食べると健康にどのような影響が出るのかを検証していきます。
実は昼食は朝食ほど厳密に必要となる栄養素が定められているわけではありません。
千葉県栄養士会の「おろそかにしないで昼食」というページから引用すると次のようになります。
午後の活動に必要なエネルギーや各種の栄養素、水分などを補います。また、昼食時の休息・休息によって疲れを癒し、リフレッシュをして午後からの活動の英気を養うなどの役割があります。
千葉県栄養士会
朝食から昼食までの時間と比べると、昼食から夕食までの時間は少し長くなるので、3時くらいに間食やコーヒー、紅茶などを取るとリフレッシュにもなり、作業効率が良くなります。
他のページなどからランチに必要なポイントをまとめると次のことが言えます。
栄養の隔たりが無いようバランス良く食べてね
実に簡素ですね。
コンビニ弁当を食べる時も主食+主菜+副菜が揃ったものを食べる、外食するときも同じ、とにかくランチはく五大栄養素を満遍なく食べましょうという点に集約されます。
でははたしてカロリーメイトは昼食にふさわしいと言えるのでしょうか?
昼食に適しているのはカロリーメイトリキッドとカロリーメイトゼリー
五大栄養素を満遍なく摂取することを考えると、またしても脂質が多くたんぱく質と炭水化物が少ないカロリーメイトブロックは昼食にふさわしくないということになります。
PFCバランスの点ではカロリーメイトゼリーとカロリーメイトリキッドがランチに適していると言えます。
しかしカロリーメイトは全般的にビタミンが豊富なものの、ミネラルは少ないため五大栄養素をバランスよく含んでいるかと言えば微妙です。
- 参考記事⇒カロリーメイトの栄養を徹底分析
可能であればマルチミネラル・マルチビタミンなどのサプリメントを併用すると、五大栄養素の摂取は完璧になります。
ところで私は会社での昼食に完全栄養食を摂取しています(具体名をあげるとCOMPという製品を愛用しています)。
COMPは粉を水に溶かして飲むだけで五大栄養素全てが簡単に摂取できるという優れたアイテムなのですが、私がCOMPを愛用している最大の理由は時短です。
なぜ時短が重要かというとできるだけオフィスに滞在している時間を短縮したいからであり、加えて栄養が摂取できれば完璧、との思いからCOMPを続けているわけです。
時短と言う観点から見れば最初から液体の状態で販売されているカロリーメイトゼリーとカロリーメイトリキッドは、オフィス勤務の人にとって最強のアイテムと言えるでしょう。
なぜならCOMPは粉を水に溶かす必要がありますが、カロリーメイトゼリーとカロリーメイトリキッドは封を開けて飲むだけなわけですから。
忙しい社会人にとって昼休みの時間はとても大切です。
とっととオフィスから出て副業をするもよし、仮眠をするもよし、本を読むも良し。
自分の時間を確保して自己研磨に励みたいという考えの人がいれば、昼食の選択肢の1つにカロリーメイトもアリですよ。
時間が無い時にカロリーメイトゼリーは夕食に適した食品と言える
次にカロリーメイトは夕食に適した食事であるかを検証します。
アンケート結果にもあるようにカロリーメイトを夕食として利用する人はほぼいません。
夕食はきちんとした(?)食事を摂る人が多いようで、カロリーメイトのような半分お菓子で1日を終える人は少ないようです。
しかし場合によってはカロリーメイトを夕食に食べることが正解にもなります。
理想の夕食についてクックパッドの子会社「株式会社おいしい健康」が運営する「時間栄養学を知ろう!」をまとめると、必要な要素は次のようになります。
- 腸内環境を整えるため食物繊維を意識的に摂る
- 骨は夜間つくられるためカルシウムを摂取すべし
- 21時以降の夕食は太りやすい
- 空腹の時間が長いと脂肪を取り込みやすくなるため夕食は抜いてはいけない
カロリーメイトは食物繊維が豊富なため夕食に適切
まず夕食に必要となる栄養素である食物繊維とカルシウムについて見ていきます。
実はカロリーメイトの食物繊維量はかなり豊富です。
もちろん1箱や1袋、1缶食べただけでは1食分の必要量には満たないのですが、もし1食分のカロリーを全てカロリーメイトで賄えばカロリーメイトリキッドとカロリーメイトゼリーから得られる食物繊維量は厚生労働省が定める値を超えることになります。
- 参考記事⇒カロリーメイトの食物繊維量は多い?
カロリーメイトはカルシウムも豊富で夕食に適切
もう1点夕食に必要となる栄養素としてカルシウムがあげられていましたので、カロリーメイトのカルシウム含有量を見ていきます。
実はカロリーメイトに含まれているカルシウム量も食物繊維以上に多く、とくにカロリーメイトブロックとカロリーメイトゼリーは1単位(1箱または1袋)だけで成人男性が1食分に必要となるカルシウムをほぼカバーできてしまいます。
カロリーメイトはいつどこでも食べられるから21時までの夕食を可能にしてくれる
最後に21時以降に夕食を摂取すると太りやすい点と、夕食を抜くと太りやすくなる点についてカロリーメイトとの関係をお話しておきます。
忙しい社会人・学生生活を送っていると夕食の時間が遅くなってしまい、最悪食事を抜いてしまうことがあるかもしれません。
でもカロリーメイトは手軽さゆえに夕食を食べる時間を選ばなくて済みます。
21時までに帰宅してしまえばカロリーメイトを食べる時間は最速3分程度で終わりますので、21時までの食事が可能です。
疲れていてご飯を作る、または買いに行く気力が無くてもカロリーメイトを開封する力さえ残っていれば夕食を抜くことは無くなります。
最悪21時までに帰宅できなくても、カロリーメイトは手軽なのでカバンに仕込んでおけば会社でも学校でも夕食を食べることが可能になります。
ただそこまでして21時までの夕食を守らなければならないのかと言う点と、夕食にカロリーメイトというほとんどお菓子である食品で済ませて良いのかという罪悪感だけは残ってしまうでしょう。
カロリーメイトが夕食に向いているかのまとめ
少し長くなったのでカロリーメイトが夕食に向いているかについてをまとめると次のような事が言えます。
- 夕食に必要な食物繊維量はカロリーメイトリキッドとカロリーメイトゼリーが多く含まれている
- 夕食に必要なカルシウムはカロリーメイトブロックとカロリーメイトゼリーが豊富に含まれている
- カロリーメイトは21時までに夕食を終えるというミッションを楽にしてくれる
夕食に必要な栄養素である食物繊維とカルシウムが豊富に含まれているという点や、食事を素早く終わらせるという点からも夕食にはとくにカロリーメイトゼリーが向いていると言えます。
もちろんカロリーメイトゼリーでないと夕食は絶対にダメかというとそうではなく、夕食を抜くくらいならカロリーメイトの種類を問わずとりあえず胃の中に放り込んでおいた方が良いでしょう。
カロリーメイトはもちろんおやつに適しています
朝昼夕食それぞれにカロリーメイトを食べた場合どのようなメリットが得られるのかを考察してきましたが、最も多いカロリーメイトの食べ方は「おやつ」です。
厚生労働省の管轄するe-ヘルスネットから抜粋すると間食に関しては次のことが言えます。
- 間食には栄養素を補うだけでなく気分転換、生活にうるおいを与える役割がある
- 1日に200kcal程度が適量だとされている
- 1日の栄養バランスを考えて間食をとることができれば理想的
- 食べすぎないように回数や量を減らす工夫をすること、1日の栄養素の不足が補えるような種類を選ぶこと
さてカロリーメイトは手軽に栄養を補給し、勉強や仕事の合間、小腹が空いたときに食べることで気分転換を促してくれる商品ですのでもちろんおやつに適していると言えます。
栄養に関してもミネラルは少ないもののビタミンは豊富で、カロリーメイトゼリーとカロリーメイトリキッドのPFCバランスは良好です。
またカロリーメイトブロックは1箱400kcalですが中は200kcalごとに小分けされており、カロリーメイトゼリーとカロリーメイトリキッドも同様に200kcalであるため、1日に200kcalが適量とされるおやつにちょうど良い量であると言えます。
つまりカロリーメイトは厚生労働省のおやつの要件を全て満たすことになり、おやつとしてカロリーメイトを食べている人が最も多いというのは納得の結果であると言えるでしょう。
カロリーメイトは朝、昼、夕ごはん、おやつ、いつ食べれば良いのかまとめ
ここまで朝・昼・夕食およびおやつに必要な要素を抜き出し、カロリーメイトが各食事に適合した食品であるのかを考察してきました。
最後にカロリーメイトと食事の関係をまとめる、カロリーメイトの使い方をまとめると次のようになります。
食事にはそれぞれ決まった役割が存在し、カロリーメイトは食事としての役割を果たしているのかを考察してきました。
朝食は炭水化物・タンパク質・ビタミン・ミネラルが必要とされるため、栄養の観点からカロリーメイトリキッドが適していると言えます。
昼食はPFCバランスが良いカロリーメイトリキッドとカロリーメイトゼリーが、夕食はカルシウムと食物繊維が豊富なカロリーメイトゼリーが適していると言えます。
またおやつは200kcal程度が適切な点からもカロリーメイト各種はおやつに適していると言えます。
またカロリーメイトは食事時間が少なくて済むので食事をサッサと済ませたい人や食事時間が無いひとに有益な商品とも言えます。