カロリーメイトの歴史は?販売終了商品や小さくなった原因

本記事ではカロリーメイトの歴史について執筆しています。

カロリーメイトは1983年に発売されて2023年にはとうとう発売40周年を迎える超ロングセラー商品となりました。

40年の間には販売終了となってしまった商品もあり「あれ?昔あったカロリーメイト食べたいんだけど無くなった??」と思われる方も多いようです。

本記事では40年の間に発売されたカロリーメイト全種類を網羅し、どのような種類のカロリーメイトがあったのか、いつ販売終了になったのかを皆様にお伝えします。

カロリーメイトの歴史を時系列で紹介

ではまずカロリーメイトがかつてどのような商品を販売していたか、またいつ販売終了に至ったかを表にまとめました。

1983年4月カロリーメイトブロックタイプ(チーズ味)と
カロリーメイトドリンクタイプ(ミルク味)が発売→1989年リニューアル
1983年11月カロリーメイトドリンクタイプ(コーヒー味)発売→2019年リニューアル
1984年4月カロリーメイトブロックタイプ(フルーツ味)発売
1989年11月ニューカロリーメイトドリンク発売
1993年10月カロリーメイトブロック(チョコレート味)発売
1996年07月カロリーメイトブロック(2本入り)発売
2000年09月カロリーメイトドリンクタイプ(ココア味)発売→2019年リニューアル
カロリーメイトドリンクタイプ(カフェオレ味)発売→2019年リニューアル
カロリーメイトブロック(ベジタブル味発売)→2007年販売終了
2001年06月カロリーメイトスティック(ライトシナモン味)→2004年販売終了
2002年03月カロリーメイトスティック(チョコレート味)→2004年販売終了
2002年09月カロリーメイトゼリー(アップル味)発売→2016年リニューアル
2005年06月カロリーメイトドリンクタイプ(コーンスープ味)発売→2019年販売終了
2007年04月カロリーメイトブロック(ポテト味)発売→2014年販売終了
2009年09月カロリーメイトブロック(メープル味)発売
2014年09月カロリーメイトブロック(プレーン味)発売→2022年販売終了
2016年05月カロリーメイトゼリー(アップル味、ライム&グレープフルーツ味、
フルーティーミルク味
)発売
2019年06月カロリーメイトゼリー100kcal(コンビニ限定)発売
2019年10月カロリーメイトリキッド(ヨーグルト味、フルーツミックス味、
カフェオレ味
)発売
2022年03月カロリーメイトブロック(バニラ味)発売

年表にしてみるとかなり多くのカロリーメイトが発売され終売していることがわかります。

これから10年先に見ると現在発売されているカロリーメイトの多くは販売終了になっている可能性の方が高いかもしれません。

ここからはカロリーメイトの形状ごとに、どのような商品が販売終了になったのかを見ていきましょう。

カロリーメイトブロックで販売終了となったのは3種類

カロリーメイトブロックで販売が終了してしまったのは次の4種類です。

  1. 2000年09月発売のベジタブル味(2007年販売終了)
  2. 2007年04月発売のポテト味(2014年販売終了)
  3. 2014年09月発売のプレーン味(2022年販売終了)

カロリーメイトブロックで終売になった歴史を見てみると、7~8年程度で味の入れ替わりが行われていることがわかります。

2000年~2007年まで発売されていたカロリーメイトベジタブル味

7年にわたり発売されていたカロリーメイトベジタブル味ですが、販売終了となった2007年はポテト味が発売になっていることからポテト味とベジタブル味が入れ替わったと言って良いでしょう。

ベジタブル味に関してはオーソドックスな味と言う意見もあれば「まずかった」との意見も多く見られますが、いずれにせよ商品が入れ替わっていることから売り上げは芳しくなかったものと思われます。

しかし食べられなくなったと思うと人は恋しくなるもので再販を望む声も多く見られます。

2007年~2014年まで販売されていた、カロリーメイトポテト味

2007年カロリーメイトベジタブル味に代わり発売されたのがカロリーメイトポテト味です。

2007年以降になるとネット通販も一般に浸透してきた時代、終売になった製品でもレビューが見られるようになっていますね。

甘味がかなり控えめの商品で、お菓子というよりは「コショウが効いた変な味の食品」という感じの味だったのですがやはり復活を望む声も多く見られます。

2014年~2022年まで販売されていたカロリーメイト、プレーン味

最近まで販売されていたのがカロリーメイトプレーン味です。

2014年にポテト味の代わりに発売が開始されましたが、2022年に販売終了となりました。

プレーン味が発売された当初は「当初(1983年)から発売されているチーズ味がプレーン味だと思っていた」など「プレーン味」に対する驚きの声が多く見られたカロリーメイトプレーン味です

アルコールみたいな香ばしさがある、ビール酵母味、日本酒とリンゴの味がする、など何かとアルコールと関連付けて味が語られていたカロリーメイトプレーン味ですが、味に対する評判は良かったようです。

カロリーメイトプレーン味の代わりに発売されたのがカロリーメイトバニラ味ですが、このように6~7年毎に販売終了→新発売を繰り返しているカロリーメイトですので、7年後にはバニラ味は販売終了になっている可能性も大きいと思われます。

カロリーメイトリキッド(缶)で終売になったのは

「カロリーメイトリキッド」は2019年に発売された商品で、それまで「カロリーメイト缶」などと呼ばれていた商品は全て販売終了となりました。

つまりは2019年のリニューアルにより液体タイプのカロリーメイトは大きな転換点を迎えることになったのです。

カロリーメイトリキッドの発売を理由として、または発売前に販売終了となったカロリーメイト缶には次の商品があります。

  1. 1983年発売のカロリーメイト缶(ミルク味)→1989年にニューカロリーメイトドリンクへリニューアル
  2. 1983年発売のカロリーメイト缶(コーヒー味)→2019年販売終了
  3. 1989年発売のニューカロリーメイトドリンク →2000年にカフェオレ味に名称変更
  4. 2000年発売のカロリーメイト缶(ココア味)→2019年販売終了
  5. 2000年発売のカロリーメイト缶(カフェオレ味)→2019年リニューアル
  6. 2005年発売のカロリーメイト缶(コーンスープ味)→2019年販売終了

それぞれどのような商品であったのかを調査していきます。

1983年に発売されたカロリーメイト缶ミルク味は1989年に名称変更

カロリーメイトの液体タイプが初めて発売されたのは1983年のことで、最初は「ミルク味」のみ発売されていました。

カロリーメイト缶のミルク味がどのような風味であったのかを知ることはできませんが、懐かしさを思い出せることが多いようです。

カロリーメイトのミルク味は1989年にニューカロリーメイトドリンクとして生まれ変わり、カロリーメイトのミルク味の歴史は終了したのでした。

1989年に発売されたニューカロリーメイトは、2000年に名称変更

カロリーメイトのミルク味のリニューアル商品として発売されたのが、ニューカロリーメイトです。

ニューカロリーメイトの画像

ニューカロリーメイトはミルク味からカフェオレ味へと味が変更され、またパッケージも上記画像のように変更が行われました。

ニューカロリーメイトは2000年にカフェオレ味と名称を変更して販売されることになります。

2000年に発売されたカロリーメイトドリンク、カフェオレ・ココア味は2019年まで発売

2000年09月にはカロリーメイトドリンクタイプであるカフェオレ、ココア味が新発売されます。

カロリーメイトカフェオレ味は先に述べたように、ニューカロリーメイトの後継品です。

時系列で言えば、カロリーメイトミルク味→ニューカロリーメイト→カロリーメイトカフェオレ味の順に商品名が変化していることになります。

カロリーメイト缶のココア味とカフェオレ味は2019年まで、約20年にわたり発売されていたのですが、2019年にカロリーメイトリキッドが発売されることに伴い役割を終えることとなりました。

2005年に発売されたカロリーメイト缶、コーンスープ味も2019年まで発売

2005年に再度カロリーメイト缶の新しい味が発売されることとなったのですが、なんとその味は「コーンスープ味」でした。

カロリーメイトコーンスープ味はそのままコーンスープの味がしたので、あまりカロリーメイトっぽくはなかったですね。

コーンスープ味も2019年のカロリーメイトリキッド発売に伴い販売が終了しています。

カロリーメイト缶で最も長い間発売されていたのはカロリーメイト缶コーヒー味

1983年4月にカロリーメイト缶のチーズ味が発売されましたが、同年11月に発売されたのがカロリーメイト缶のコーヒー味です。

このカロリーメイト缶コーヒー味は2019年までなんと36年にもわたり発売されるロングセラー商品となりました。

そんなカロリーメイトコーヒー味も2019年にカロリーメイトリキッドが発売されるのと同時に販売終了となり、カロリーメイト缶コーヒー味を惜しむ声が多く聞かれます。

カロリーメイトぜりーで販売終了となったのは1種類だけ

最後にゼリータイプのカロリーメイトの歴史をお伝えしておきます。

カロリーメイトは2016年にカロリーメイトゼリーが3種類の味(アップル味、ライム&グレープフルーツ味、フルーティーミルク味)で発売され現在に至ります。

2016年に3種類のカロリーメイトゼリーが発売される以前は、2002年9月にカロリーメイトゼリーアップル味のみ発売されており、2016年にリニューアルされるまで14年にわたり販売されていました。

実はカロリーメイトゼリーはリニューアル後まもなくカビ混入事件が発生するという前途多難な船出となったのですが、2023年現在も好評発売中です。

カロリーメイトは小さくなったのか?

カロリーメイトが世に出てから40年が経過ましたが、40年の間に「カロリーメイトが小さくなった」と言われることが良くあるようです。

「ステルス値上げ」と呼ばれる言葉があります。

商品の値段は据え置きで内容量を減らす手法で、値段が変わっていないので消費者が値上げしたと認識しにくいためステルス(隠れる)という言葉が使用されています。
具体的には商品が小さくなる、入っている個数が少なくなるなどの方法で内容量が減っていることが多いです。

ではカロリーメイトは40年の間に内容量を減らすステルス値上げをしているのでしょうか?

その答えは「カロリーメイトは発売されてから一度も小さくなっていない」です。
というかカロリーメイトは内容量を減らすことが難しい商品であると言えます。

その理由はカロリーメイトは1本あたり100kcal、1箱で400kcalとカロリー計算がしやすい包装になっているからですね。

この包装を発売当初から守り続けているため、カロリーメイトは内容量が減っていることはあり得ません。
またカロリーメイト1本=100kcalであり続ける以上、ステルス値上げを行うことができない商品であると言えます。

そんなカロリーメイトですが、2023年2月1日出荷分から希望小売価格(税抜き)を200円から10%上げて220円にしています。

大塚製薬は4日、「カロリーメイト」のメーカー希望小売価格(税抜き)を2023年2月1日の出荷分から10%上げると発表した。カロリーメイトの値上げは1983年の発売以来初めて。ブロック4本入りを税抜き200円から220円にする。自治体や学校向けの一部商品は対象外とする。

日本経済新聞

カロリーメイトの値上げはなんと1983年の発売以来初めてのことで、大塚製薬の企業努力が凄かった・・・とも言えますし、日本が長期のデフレに陥っていることの象徴がカロリーメイトの値段であったとも言えますね。

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