カロリーメイトは手軽な栄養食として40年近くも販売を続けている超ロングセラー商品です。
カロリーメイトは手軽に食べられる食品ですが、ブロックタイプであれば1日に1箱、ゼリーやリキッドタイプであれば1袋または1缶分のカロリーメイトを食べる人が多いのではないかと思います。
一方でカロリーメイトは「何が入っているかわからない」「本当に栄養があるのか疑わしい」などの理由で健康に悪い、体に悪いと言われることもあります。
そこで今回は私が実際にカロリーメイトだけで毎日3食の生活を1週間行い、健康にどのような影響があったかをお伝えし、カロリーメイト3食生活は危険なのか、カロリーメイトは1日に何個食べるのが適切なのか、カロリーメイトは体(健康)に悪い食べ物なのかを考察していきます。
本記事では次のような点を中心に執筆を行っています。
- カロリーメイトだけの生活を毎日(1週間)続けたらどうなったか?
- カロリーメイトだけの生活を続けて感じたデメリット
- カロリーメイト生活を通じて得られたメリット
- じゃあカロリーメイトは1日に最大何本食べられるの?
カロリーメイトだけの生活を毎日続けたら結果どうなったのか?
2023年11月15日から一週間にわたり毎日3食カロリーメイトだけの生活を送りましたので、その結果をレポートしたいと思います。
上記のようにカロリーメイトを大量消費する人はあまりいないと思うのですが、毎日3食カロリーメイトだけの生活を送るとどのような変化が現れたのかをお伝えするためには仕方のない行動。
毎日3食カロリーメイトだけの生活を送るにあたりまず誤算だったのが「口に合わないカロリーメイトが多かった」点です。
私はカロリーメイトが特段好きでも嫌いでもなかったのですが普段から口にすることがあまりなく、ほとんどの味が初めて食べる味でした。
そして全く口に合わないと感じたカロリーメイトもいくつかあり、具体的には次の3つです。
- カロリーメイトゼリー(フルーティーミルク)
- カロリーメイトリキッド(フルーツミックス)
- カロリーメイトリキッド(ヨーグルト)
この3つはとにかく甘い。
甘党な自分にとっても甘いと感じるのだから相当甘いんです。
この段階でカロリー11種類のうち3種類が食べられない(結局食べるんですけど)という非常事態に。
そして3日目までは苦痛にならなかったカロリーメイトブロックも早々に飽きてしまい、「これ美味しい」と思っていた「カロリーメイトブロックバニラ味」も好んで食べるので早々に在庫が尽きてしまいました。
終盤はあまり好きではない味に加えカロリーメイトの食べ過ぎにより「カロリーメイト要らない」状態となり、最終日はひたすら苦痛でした。
そんな「毎日3食カロリーメイトだけの生活」を何とか乗り越えた私が、カロリーメイト生活が健康にどのようなメリットまたはデメリットをもたらしたのかをまとめました。
毎日3食カロリーメイトだけの生活
健康(体)に悪い
カロリーメイト 大量消費
カロリーメイト 食べ過ぎ
カロリーメイト 主食
だけ食べ続ける
カロリーメイトだけの生活を毎日続けるとデメリットだけが発生して健康に悪い?
このように無事毎日3食カロリーメイトだけの生活を、つまりは明らかにカロリーメイト食べ過ぎの生活を1週間続けたのですが、味に飽きたこと以外実際に体にどのような問題が発生したかは分かりにくかったです(具体的な健康被害は口内炎は2個できたことですが後述します)。
なぜなら人間は水だけで2~3週間程度は生きることができる生物なので、1週間程度仮に不健康な生活を送ったとしても病気にすぐになるわけではく毎日3食カロリーメイトだけの生活を1週間続けた程度では、カロリーメイトが健康(体)に悪いのかを実害として感じることはできませんでした。
とは言え1週間カロリーメイトを食べ続けると、体感できないまでも体は明らかにカロリーメイトに蝕まれているのは明確ですので、理論上健康にどのようなデメリットが発生していたのかを推測してみます。
カロリーメイトのデメリットとして私が感じたのは次の6点です。
- カロリーメイトは脂質・飽和脂肪酸量が多い
- カロリーメイトはミネラル不足となる
- カロリーメイトは砂糖の使用量が多い
- カロリーメイトを主食とすると食費が高くなるわりに味はいまいち
- カロリーメイト生活は単純に味が飽きて苦痛となる
- カロリーメイト生活を続けたら口内炎ができた(因果関係不明)
カロリーメイトブロックは脂質が多く、飽和脂肪酸量も多いので健康に悪い
まずカロリーメイトのデメリットの1つとしてあげられるのがカロリーメイトブロックの脂質の多さです。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2020」では理想的な脂質の摂取割合は20~30%と定めていますが、カロリーメイトブロックは約50%が脂質で構成されています。
しかし、単に脂質が多いだけでは体(健康)に悪いとは言えません。
脂質(総脂質)摂取量との関連が認められている生活習慣病は少ない。
日本人の食事摂取基準
脂質量とあわせて注意すべきなのは飽和脂肪酸量です。
飽和脂肪酸は、体内合成が可能であり、したがって必須栄養素ではない。その一方、後述するよ
日本人の食事摂取基準
うに、高 LDL コレステロール血症の主なリスク要因の一つであり、心筋梗塞を始めとする循環器
疾患の危険因子でもある。また、重要なエネルギー源の一つであるために肥満の危険因子としても
忘れてはならない。
飽和脂肪酸の摂取目標量は総摂取エネルギーの7%以下ですが、カロリーメイトブロックの飽和脂肪酸量は総摂取エネルギーの16%以上を占めています。
これらのことから長期的に毎日3食カロリーメイトブロックだけの生活をすることは健康(体)に悪く、脂質量・飽和脂肪酸量がデメリットになると言えます。
他方カロリーメイトリキッドとカロリーメイトゼリーに含まれている三大栄養素のバランスは良好であると言え、カロリーメイトのメリットの1つと言えます(後述します)。
カロリーメイトはミネラルが不足するため、主食とするのは健康に悪いと言える
次にカロリーメイトのデメリットとしてあげられるのはビタミン・ミネラルの不足です。
カロリーメイトは多く含まれる種類のビタミンもあるのですが一方で含有量が0のビタミン・ミネラルも多数存在しています。
不足しているビタミン・ミネラルを列挙すると次のようになります。
完全栄養食ブログカロリーメイト各種に不足しているビタミン・ミネラルカロリーメイトブロック(12種)
ビタミンK、ビオチン、カリウム、マグネシウム、リン、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン
カロリーメイトゼリー(11種)
ビタミンK、ビタミンC,カリウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン
カロリーメイトリキッド(10種)
ビタミンK、ビオチン、カリウム、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン
含有量が0の栄養素があるカロリーメイトだけを毎日3食続けることは、その栄養素を一切摂取しないということになります。
例えばカロリーメイトゼリーにはビタミンCが含まれていませんが、長期的にカロリーメイトゼリーだけを食事として生活すると壊血病と呼ばれる病気になります。
重度のビタミンC欠乏症は壊血病と呼ばれ、あざができ、歯ぐきや歯のトラブル、毛髪や皮膚の乾燥、貧血が起こります。
MSDマニュアル
ビタミンCだけでなく各種ビタミン・ミネラルはそれぞれ欠乏症があるため、もし毎日3食カロリーメイトだけの生活を継続するとさまざまな欠乏症の症状が現れ健康に良くないことは明らかですので、ビタミン・ミネラルのサプリメントなどが必須となるでしょう。
カロリーメイトは砂糖が多く使用されていて健康に悪い
カロリーメイト次のデメリットは原材料です。
とは言ってもカロリーメイトの原材料に何か怪しいものが含まれているわけではありません。
カロリーメイトは良く油と砂糖の塊と揶揄されているのですが、油に関してはすでに述べたようにカロリーメイトブロックが脂質が多い商品でありデメリットの1つです。
後者の「カロリーメイトは砂糖の塊」についてもあながち嘘とは言えず砂糖の含有量が多い商品であると言え、カロリーメイト11種類にはすべて原材料に砂糖が使用されています。
食品の原材料は重量順に記載されているため、成分表を見ればどの原材料が何番目に多く使用されているかを知ることができます。
カロリーメイト全種類の成分表を精査し、砂糖が何番目に使用されている原材料であるかを表にすると次のようになります。
商品名 | 使用されている順番 |
---|---|
カロリーメイトブロック全種類 | 3番目 |
カロリーメイトゼリー全種類 | 1番目 |
カロリーメイトリキッド (カフェオレ) | 5番目 |
カロリーメイトリキッド (フルーツミックス) | 1番目 |
カロリーメイトリキッド (フルーツミックス) | 1番目 |
カロリーメイトは砂糖が原材料の上位にあります。
とくにカロリーメイトゼリーやカロリーメイトリキッド(カフェオレをのぞく)は原材料のうち砂糖が最も多く使用されています。
日本では砂糖、つまり二糖類や単糖の摂取上限量は設けられていないのですが、世界的には糖類の過剰摂取は虫歯や肥満の原因である可能性が高いため推奨量が定められています。
単糖及び二糖類、すなわち糖類の過剰摂取が肥満やう歯の原因となることは広く知られてい
日本人の食事摂取基準
る 。そのため、例えば WHO は、その中の free sugar(遊離糖類:食品加工又は調理中に加え
られる糖類の摂取量に関する勧告を出しており、総エネルギーの 10% 未満、望ましくは5% 未
満に留めることを推奨している 。しかしながら、我が国では、日本食品標準成分表に単糖や二
糖類など糖の成分が収載されたのは比較的最近であり、現在においても成分が特定されていない食
品が多く、糖類の摂取量の把握がいまだ困難である。
ちなみに砂糖が多く使用されているからといってカロリーメイトの炭水化物量が多すぎるといったことはなく、むしろカロリーメイトゼリーやカロリーメイトリキッドのPFCバランスはかなり優れており、カロリーメイトブロックに至っては炭水化物量は少ないと言えます。
- 参考記事⇒カロリーメイトの炭水化物量は少ない
ただカロリーメイトは二糖類である砂糖を多く使用している点が健康(体)に悪いと言えデメリットの1つになります。
カロリーメイトを必要カロリー分摂取するとコスパの点でデメリットとなる
健康面以外でのデメリットについてもお伝えします。
まず最初にカロリーメイトは人によってはコスパが悪いと感じられる商品と言えます。
普通の食事 | カロリーメイト | |
---|---|---|
費用 | ||
味 | ||
手間 |
コスパ(コストパフォーマンス)のうち、コストはもちろんカロリーメイトを購入する値段ですが、パフォーマンスはカロリーメイトの味・栄養・手軽さなどが該当します。
ですのでカロリーメイトにかかる費用が味・栄養・手軽さに見合ったものであるかを検証してみましょう。
カロリーメイトだけの生活を続けるにあたり用意したカロリーメイトは金額にすると1万3210円になりました。
この金額は1週間カロリーメイトだけで生活するための金額(1日2500kcal分×7日)です。
カロリーメイトの栄養はこの金額に値するのでしょうか?
まず総務統計省によると2022年の一人暮らしの場合1か月の食費は43,276円となっています。
カロリーメイトだけで30日を過ごすとすると56,614円となるため、カロリーメイトだけで過ごすと平均的な1人暮らしの食費よりも高くなります。
なおカロリーメイトはブロックタイプの方がゼリー・リキッドタイプのものよりカロリーあたりの単価が少ないため、ブロックタイプだけを食べていれば30日で37,500円と一人暮らしの食費平均よりも安くすることは可能です。
ただ私は1週間ブロック・ゼリー・リキッドを組み換えながら食べ続けたにも関わらず飽きてしまったので、ブロックタイプを1カ月食べ続けるのは地獄の作業であり、先に述べたようにカロリーメイトブロックは脂質がかなり多いため食事の代替として継続して摂取するような商品ではありません。
カロリーメイトは決して不味いわけではありませんでしたが、日によって食べたいものも違いますし味を評価の1つと考えるると値段が同じであれば普通の食事を選んだほうが人生楽しいです。
ですのでカロリーメイトはある程度のコストがかかる商品であるにも関わらず味で普通の食事に劣る点からコスパが余り良くないと言え、人によってはデメリットであると感じるでしょう。
※一方手軽さという点ではカロリーメイトの方が圧倒的に楽です(メリットの項目で後述します)。
カロリーメイトは味に飽きるというデメリットがある
カロリーメイト最後のデメリットはすでに少し述べましたが「味に飽きる」です。
カロリーメイトは最初は美味しいのですが、毎日3食カロリーメイトだけの生活を続けるていると最終日には食事が苦痛になってしまいました。
カロリーメイトの味はブロック5種類、ゼリーとリキッドがそれぞれ3種類あるため合計11種類の味が楽しめるはずです。
でもカロリーメイトブロックは味が違ってもカロリーメイトブロックなんですね。
例え具材が違っていてもカレーライスを1週間食べ続けたら飽きてしまうのと同じで、味が違うからといって新鮮な気持ちでカロリーメイトを食べられるかと言うとそうではありませんでした。
加えて冒頭にも述べたように「正直食べられない(飲めない)」と思うカロリーメイトもあり、味に飽きるのは早かったです。
カロリーメイトだけの生活で唯一健康を害したと感じたのは口内炎
毎日3食カロリーメイトだけの生活を続けて「健康を害した」と感じたことはほとんど無かったのですが、唯一感じたのは「口内炎ができた」点です。
私は口内炎はここ2年程できたことが無く、タイミングがたまたまだったのかカロリーメイトが原因だったのかは分かりませんが、カロリーメイト生活を終えて2日目(カロリーメイト生活を始めて9日目)に口内炎が発生しました。
なお第一三共ヘルスケアのHPによると口内炎の原因は下記の通りです。
口内炎の原因はさまざまです。ストレスや栄養不足などによる免疫力低下や、口の中を噛んでしまうなどの物理的刺激、ウイルスなどによる感染が考えられるほか、原因不明な場合もあります。他の病気の一症状として口内炎が起こる場合もあるので、注意が必要です。
第一三共ヘルスケア
カロリーメイトは意外にもビタミンBは豊富なので栄養不足が原因とは考えにくいですが、カロリーメイト生活の終わりに口内炎が発生した事実だけお伝えしておきます。
毎日3食カロリーメイトだけの生活で得られたメリットは?
では逆に毎日3食カロリーメイトだけの生活を続けて得られたメリットは何だったのでしょうか?
私がカロリーメイトのみを食べ続けて「カロリーメイト最強」と思ったのは次の4点です。
- カロリーメイト圧倒的に手軽
- カロリーメイトリキッドとゼリーのPFCバランスは最強
- カロリーメイトは長期保存可
- カロリーメイトは腹持ちが良い
カロリーメイトのメリットは圧倒的な手軽さにある
毎日3食カロリーメイトだけの生活を続けて感じた最大のメリットは「ご飯のことを考えなくて済む」点です。
カロリーメイトはすでに出来上がった商品であり、かつ袋をあけたらすぐ口にすることができます。
時間に追われる朝の朝食準備、昼食摂るための外出、仕事で疲れた後の夕食の準備、それらに対する煩わしさをすべて解消してくれるのがカロリーメイトでした。
手軽な食事と言えばコンビニで弁当を買って温めることなどが思い浮かびますが、カロリーメイトを買い溜めしておけばコンビニに行く手間や電子レンジでごはんを温める手間さえも省けてしまいます。
もっと言えば食器を使用しないので、カロリーメイトを食べてゴミ箱に捨てれば食事が完了するという廃人のような生活をカロリーメイトは可能にしてくれるわけですね。
食事は文化の1つですのでそのような生活を望む人は少ないのかもしれませんが、個人的にはカロリーメイト最大のメリットと感じました。
カロリーメイトリキッドとブロックのPFCバランスはメリットの1つと言える
カロリーメイトブロックは前述のように脂質が多く継続摂取は推奨できません。
一方でカロリーメイトゼリーとカロリーメイトリキッドに関してはPFCバランスが優れており、炭水化物・タンパク質・脂質に関しては継続摂取しても問題が無い商品であると言えます。
- 参考記事⇒カロリーメイト各種のPFCバランスは?
ただやはりビタミン・ミネラルは不足するため、サプリメントなどで補う必要があると言えるでしょう。
カロリーメイトのメリットは長期保存可能な点
カロリーメイトの賞味期限は製造日から起算すると次のようになっています。
- カロリーメイトブロック 製造日より1年
- カロリーメイトリキッド 製造日より1年
- カロリーメイトゼリー 製造日より半年
カロリーメイトは菓子製品にしてはかなり長持ちすることがわかります。
でも製造日から1年と言っても我々の手元に届くころには賞味期限がすでに短くなってしまっている可能性もありますよね。
そこで先日アマゾンとヨドバシ.comで注文して2023年11月10日に到着したカロリーメイト各種の賞味期限を調べたところ、次のようになりました。
商品名 | 賞味期限 |
---|---|
カロリーメイトブロック(チョコレート) | 2024/09 |
カロリーメイトブロック(チーズ) | 2024/09 |
カロリーメイトブロック(フルーツ) | 2024/07 |
カロリーメイトブロック(バニラ) | 2024/08 |
カロリーメイトブロック(メープル) | 2024/09 |
カロリーメイトリキッド(ヨーグルト) | 2024/07/11 |
カロリーメイトリキッド(フルーツミックス) | 2024/7/16 |
カロリーメイトリキッド(カフェオレ) | 2024/7/03 |
カロリーメイトゼリー(フルーティーミルク) | 2024/03/01 |
カロリーメイトゼリー(ライム&グレープフルーツ) | 2024/04/06 |
カロリーメイトゼリー(アップル) | 2024/04/26 |
カロリーメイトブロック・カロリーメイトリキッドの賞味期限は製造されてから1年ですが、実際に届いたカロリーメイトブロック・カロリーメイトリキッドの賞味期限をチェックすると上記の表のようになりました。
上記表を簡単にすると実際に届いたカロリーメイトブロック・リキッドの賞味期限は次のようになっています。
- カロリーメイトブロックの賞味期限は最長で約10カ月、最短8か月
- カロリーメイトリキッドの賞味期限は約8か月前後
次にカロリーメイトゼリーの賞味期限は製造日から半年となっていますが、実際に届いたカロリーメイトゼリーの賞味期限をまとめると次のようになりました。
- カロリーメイトゼリーの賞味期限は最短で4カ月、最長で5カ月
大塚製薬の製造工場で当然カロリーメイトは在庫として確保されていると思うのですが、ECショップで購入したカロリーメイトが1年または半年に近い賞味期限となっていることから、カロリーメイトはかなり回転率が良い商品であることがわかります。
何にせよカロリーメイトの賞味期限の長さは長期保存が可能な点から、メリットの1つであると言えます。
カロリーメイトは腹持ちが良い点もメリット
毎日3食カロリーメイトだけの生活を行いましたが、カロリーメイトの腹持ちは非常に良好でした。
とくに朝食をカロリーメイトにすると昼食までお腹がすくことなく過ごせたため、カロリーメイトダイエットなどに活用できるのではないかと考えられます。
1週間朝食に何のカロリーメイトを食べ、腹持ちはどうなったかを検証したのが次の表です。
日付 | 食べたカロリーメイト | 結果 |
---|---|---|
1日目朝食 | カロリーメイトブロック 1箱 | 昼食まで持った |
2日目朝食 | カロリーメイトブロック 1箱 カロリーメイトリキッド 1缶 | 昼食まで持った |
3日目朝食 | カロリーメイトブロック 1箱 カロリーメイトリキッド 1缶 | 昼食まで持った |
4日目朝食 | カロリーメイトブロック 1箱+2本 カロリーメイトリキッド 1缶 | 昼食まで持った |
5日目朝食 | カロリーメイトブロック 1箱 カロリーメイトリキッド 1缶 | 昼食まで持った |
6日目朝食 | カロリーメイトブロック 1箱 カロリーメイトリキッド 1缶 | 昼食まで持った |
7日目朝食 | カロリーメイトブロック 1箱 カロリーメイトリキッド 1缶 | 昼食まで持った |
だいたいカロリーメイト1箱+カロリーメイト缶1缶=600kcalを朝食に摂取していたのですが腹持ちが良すぎで昼食までにお腹がすくことはありませんでした。
朝食は朝の6時半くらいに食べており、昼食は12時ですので約5時間半程度であれいばカロリーメイト1箱とカロリーメイトリキッドで「持つ」ことがわかりました。
ひょっとしてそれだけカロリーメイトを食べなくても昼食まで持つんじゃないかと考え、カロリーメイト生活8日目朝に延長戦を行いました。
日付 | 食べたカロリーメイト | 結果 |
---|---|---|
8日目朝食 (延長戦) | カロリーメイトブロック 2本 | 昼食まで持った |
カロリーメイトは腹持ちが良いので2本でも昼食まで「持たせる」ことができました。
そもそも朝に600kcal分のカロリーメイトは食べ過ぎだったのかも知れません。
カロリーメイトがなぜ腹持ちが良いかというと、カロリーメイトは脂質が多い商品だからです。
脂質は消化するのに時間がかかるため朝食にカロリーメイトを食べると昼食まで(食べる量にもよりますが)お腹をすかせることなく過ごすことができるのです。
カロリーメイトブロックの脂質の多さはデメリットと言えるのですが、脂質が多いゆえに「腹持ちが良い」というメリットも発生していると言えます。
カロリーメイトは1日何本食べれば適量なの?摂取量に上限はある?
毎日3食カロリーメイトだけの生活を続けた結果を考察してきましたが、最後にカロリーメイトは1日に何本食べれば適量なのかをお話します。
カロリーメイトを何の目的で食べるかによって、カロリーメイトを1日何本食べれば適量なのかについては回答が異なりますが結論から言えば次のことが言えます。
- カロリーメイトをおやつとして食べるなら200kcal程度
- カロリーメイトを主食として食べるなら必要カロリー分食べて良い
- 必要カロリー分カロリーメイトを食べても良いが長期間カロリーメイトだけの生活はNG
- 現実的にカロリーメイトばっか食べてると苦痛になるから大量に食べられないはず
上記の理由を解説します。
おやつとしてカロリーメイトを食べる場合は1日200kcalの量が適量
おやつとしてカロリーメイトを食べる場合は、カロリーメイトブロックを1日0.5箱またはカロリーメイトゼリー・カロリーメイトリキッド1袋(1缶)が適量になります。
なぜならばおやつとしては200kcal程度が適量であると言われているためで、上記の量はちょうど200kcalに該当します。
みなさんは普段どのような間食をどのくらい食べていますか? 一般的には1日に200kcal(キロカロリー)程度の間食が適量だと言われていますが、ダイエットを考えている場合は、1日に摂取するエネルギーが消費するエネルギーを超えないように、食事だけではなく間食も含めて調節しましょう。
e-ヘルスネット
ただダイエットを考えている場合は摂取カロリーが消費カロリーを超えないよう注意する必要がありますので、おやつとしてのカロリーメイトの量を減らす必要があると言えます。
間食はお腹を満たす役割のほか、ビタミン・ミネラルを補う役割も果たしているためそれなりにビタミン・ミネラルが含まれているカロリーメイトは最適のおやつとなるでしょう。
食事の代替としてカロリーメイトを食べる場合は1日の必要カロリー分だけ食べるのが適量だが
食事の代替としてカロリーメイトを食べる場合は必要カロリー分のカロリーメイトを摂取するのが適切な摂取量と言えます。
下記の表は性別・年齢・運動量ごとの推定エネルギー必要量です。
数値は1日あたりの推定エネルギー必要量ですので、3で割れば1食あたりの必要カロリーがわかります。
成人で運動量が通常程度であれば1食900kcal、女性であれば700kcalが目安となりますので、カロリーメイトブロックで言えば男性2.25箱、女性1.75箱程度を1食として摂取すれば必要なエネルギーを得られ適量であることになります。
もちろんこれは1食分ですので3食すべてをカロリーメイトで賄えば1日に3倍量のカロリーメイトを1日に食べても差し支えがなく、1日換算すると男性が6.75箱、女性は5.25箱が適量となります。
でもこれは理論上の話です。
経験上1食分としてカロリーメイトを2箱以上食べるのは非常に辛いものがありました。
いやもし1日3食中のうち1食だけカロリーメイトで過ごすとするのであれば、2箱のカロリーメイトを摂取しても美味しく食べられたはずです。
しかし1日中カロリーメイトだけ、しかも毎日続けるのはかなり苦痛です。
ですので現実的には1日にカロリーメイトブロックであれば3箱くらいが美味しく食べられる上限になるのではないでしょうか?
ただカロリーメイトにはブロックタイプだけでなく、ゼリータイプとリキッドタイプがありますので、それらを組み合わせれば1日中カロリーメイト生活を行うのも可能です。
実際に私は1週間カロリーメイトだけを1日3食食べて生き延びることができました。
1週間程度不摂生な食事をしたところで人間は直ぐ病気になるほど貧弱ではないのですが、カロリーメイトだけの生活を長期間にわたり続けると先にあげたように脂質量が多いことや不足するビタミン・ミネラルがあることから全く推奨できないと言えるでしょう。
カロリーメイトだけの生活を続けた結果、得られたメリットやデメリットについてのまとめ
最後に本記事をまとめると次のことが言えます。
毎日3食カロリーメイトだけの生活を送りましたが、結論から言えばこんな生活は全くオススメできないということです。
その最大の理由は楽しいはずの食事が苦痛になること、つまり味に飽きることです。
ただ味だけではなくカロリーメイトは脂質や飽和脂肪酸が多いことや、砂糖が多く使用されていることなど栄養バランスの点からもオススメできないと言えます。
一方でカロリーメイトは食事時間の大幅な短縮、カロリーメイトゼリーとカロリーメイトリキッドはPFCバランスが良いこと、長期保存可能な点や腹持ちが良いことなどのメリットも存在しています。
カロリーメイトの1日摂取上限量はありませんが、おやつの場合は1回200kcalを目安に、食事の場合は必要カロリー分食べて良いと考えられます。
ただ長期間カロリーメイトだけで食事を行うことは健康に悪影響を及ぼす可能性が高く避けた方が良いと言えます。