ベースクッキーは完全栄養食※と呼ばれ、健康で過ごしたいと思われる方・健康志向の方に親和性が高い商品です。
健康志向の方はダイエットに関心をお持ちの方も多く、ベースクッキーにダイエット効果があるのではと思う方も多いでしょう。
クッキーでダイエットしようという考えが甘いのか、ベースクッキーが甘いのかはさておき、実際のところベースクッキーでダイエットは効果的、というかダイエットには適した商品であると考えます。
その理由を本記事で解説していきますが、ざっくり言えば下記のとおりになります。
- 1袋あたりのカロリーが低い
- 腹持ちが良好
- PFCバランスに優れる
- ビタミン・ミネラルが豊富
ベースクッキーの熱量は1袋150-160kcal
まずダイエットといえばカロリーのことを考えなければいけないでしょう。
いかにベースクッキーが健康的で低いカロリーであったとしても、結局のところ体重の増減を決定するのは消費カロリーと摂取カロリーの差です。
消費カロリーが摂取カロリーを上回ると体重は減り、逆に摂取カロリーが上回ると体重は増加する・・簡単な話です。
ここでは消費カロリーを増やす方法(運動等)について述べるつもりはなく、ベースクッキーが健康的に摂取カロリーを減らすことができるのかについてお伝えしていきたと思います。
ベースクッキーは2022年7月現在で5種類の商品展開があり、それぞれ1袋あたりのカロリーは次の通りです。
味の名前 | 熱量(kcal) |
ココナッツ味 | 159 |
さつまいも味 | 152 |
抹茶味 | 153 |
アールグレイ味 | 159 |
ココア味 | 160 |
種類によって若干差が生じているものの、ベースクッキー1袋あたりの熱量は152~160kcal程度となっています。
次に一般的な男性・女性の推定エネルギー必要量(kcal/日)を見ていきたいと思います。
なお数値は厚生労働省の日本人の食事摂取基準2020年の84pより引用しています。
まずは男性の推定エネルギー必要量(1日に必要なカロリー)は次のとおりです。
身体活動レベル | 低い | 普通 | 高い |
18-29歳 | 2300 | 2650 | 3050 |
30-49歳 | 2300 | 2700 | 3050 |
50-64歳 | 2200 | 2600 | 2950 |
65-74歳 | 2050 | 2400 | 2750 |
75歳以上 | 1800 | 2100 | – |
次は女性の推定エネルギー必要量を見てみましょう。
身体活動レベル | 低い | 普通 | 高い |
18-29歳 | 1700 | 2000 | 2300 |
30-49歳 | 1750 | 2050 | 2350 |
50-64歳 | 1650 | 1950 | 2250 |
65-74歳 | 1550 | 1850 | 2100 |
75歳以上 | 1400 | 1650 | – |
性別や年齢・身体活動レベルによって推定エネルギー必要量は大きく変化するのですが、30歳で身体活動レベルが普通レベルの方を基準にすると、男性2700kcal、女性は2050kcalのカロリーを摂取する必要があることがわかります。
ベースクッキー1袋には1日推定必要カロリーの男性は5.7%程度,女性は7.6%程度のカロリーが含まれていることがわかりますね。
ベースクッキーは腹持ちが良いので食事(特に朝)の置き換えダイエットが効果的
さて、一般的に食事摂取カロリーの割合は朝:昼:夜=3:4:3が良いとされており、上記のカロリー摂取量に基づくと、男性・女性の理想的な摂取カロリーは次の表のようになります。
朝 | 昼 | 夜 | |
男性 | 810kcal | 1080kcal | 810kcal |
女性 | 615kcal | 820kcal | 615kcal |
上記の摂取カロリーの全部または一部をベースクッキーに置き換えることができれば、摂取カロリーを減らすことができ、ダイエットにつながりますね。
ベースクッキーを食事に置き換えるとすれば、特に朝が効果的です。
朝は食事を用意する時間が取れない人も多いと予想されますが、ベースクッキーは袋を開けて食べるだけなので調理する時間が節約でき、またベースクッキーは腹持ちが良いので1袋食べてしまえば、昼食までは間食せずに過ごすことができます。
実際私の場合は朝食はベースクッキーだけで済ませることが多いのですが、昼食までは何も食べずに仕事をすることができています。
もし「1袋では1食分としては持たないよ!」という人はベースクッキーを2袋食べてしまいましょう。
流石に2袋食べてしまえば、昼食までは十分腹持ちするはずです。
そうでなければあなたはかなりの大食漢と言えるでしょう笑
ベースクッキーの栄養分布はダイエットに効果的
次にベースクッキーの栄養がダイエットに効果的なのかを考察していきます。
いくら腹持ちが良くカロリーが低くても、健康的なダイエットを行うためには栄養も優れていなければなりませんしね。
ベースクッキーの三大栄養素(たんぱく質・脂質・糖質)、その他の栄養素(ビタミン等)について見ていきます。
ベースクッキーはクッキーにしてはPFCバランスに優れている
摂取カロリーを抑制するために必要なこと・・究極的に言えば食事を摂らなければ痩せていくわけですが、多くの人がそうしようとしないのはおなかが減ることに耐えられない(笑)、そして不健康だからですね。
ダイエットを行う場合でもバランス良く三大栄養素を摂取したほうがもちろん健康よく、例えばたんぱく質を制限したダイエットを行うと筋肉量が低下、基礎代謝が減り、痩せにくくなることなどが指摘されています。
タンパク質を構成するアミノ酸は、食べたものをエネルギーに変えるときに必ず必要になる栄養素の1つです。これが不足するとエネルギー代謝のサイクルがスムーズに回りにくく、カロリーを控えていても、脂肪として蓄積されやすくなります。
グリコ公式HPより引用
厚生労働省では食事から摂取すべきタンパク質・脂質・糖質の割合をPFCバランスとして公表していますが、ダイエット中でもその比率は維持したほうが良いです。
厚生労働省によれば、理想的なPFCバランスは次のようになっています。
- 糖質 50-65%
- 脂質 20-30%
- タンパク質 13-20%
1日の摂取カロリーのうち大半を糖質から摂取すべきであることがわかりますね。
ではベースクッキーのPFCバランスはどのようになっているのでしょうか?
仮にベースクッキーだけで1食分、30代の男性を想定して900kcalを摂取した場合、どの程度のカロリーを各栄養素から摂取することになるのかをグラフに表しました(※縦軸はカロリー)。

ベースクッキーは5種類の味があるので、5種類それぞれを表にしています。
黒い線が2つあると思いますが、数値が高い方の黒線が厚生労働省が定める各栄養素の上限、低い方の黒線が下限になります。
黒い線(上限と下限)の間に値が存在すれば、ベースクッキーの栄養素は厚生労働省の定める値に適合していると言えますが・・・
グラフを見てみるとベースクッキーは脂質が多くやや糖質が低いため、理想的なPFCバランスとは少しずれていることがわかりますね。
ベースクッキーを一度に900kcalも摂取する人はあまりいないと思いますが、ベースクッキーの三大栄養素の比率は脂質が多く、糖質が少ないため、ベースクッキーを用いたダイエットを行う場合は他の食事で糖質を多目に摂取した方が効果的であると言えるでしょう。
しかしベースクッキーのPFCバランスが少し理想からははずれているとはいえ、実はベースクッキーは栄養補助食品としてはかなりPFCバランスに優れているのです。
例えば同じクッキー製品のムーンライトクッキーとベースクッキー(さつまいも味)を同一カロリー分摂取した場合、三大栄養の割合がどの程度異なるのかを比較する、と次の表のようになります。

ムーンライトクッキーにはたんぱく質がほとんど含まれておらず、ほとんどが糖質と脂質で構成されていることがわかります。
先ほど見た通りベースクッキーの脂質は厚生労働省が推奨する数値よりも多いのですが、ムーンライトクッキーはベースクッキーの脂質よりもさらに多くの脂質が含まれており、PFCバランスは良くない食品であることがわかります。
ムーンライトクッキーに限らず一般的なクッキー製品は脂質と糖質がカロリーの大半を占めているため、おやつとして考えるとベースクッキーは非常にPFCバランスに優れており、ダイエットに効果的であると言えます。
ベースクッキーの豊富な栄養素はダイエットに効果的
次に糖質・脂質・タンパク質以外の栄養素である、ビタミン・ミネラルを見ていきましょう。
厚生労働省では5年に1回「日本人の食事摂取基準」を公開し、日本人が健康的な食生活を送るうえでの必要となる栄養素・成分の必要量を数値として公開しています。
1食で摂取すべき各種栄養素を1としたとき、ベースクッキーさつまいも味1袋に含まれる栄養素がどの程度であるかをグラフにしたものが次の図です。

ベースクッキーは味によって栄養素の量が異なるのですが、1袋では1食のうちおおむね25%程度のビタミン・ミネラルを補給できることがわかります。
また上記のように各栄養素がバランスよく配合されているため、ベースクッキーはダイエットに効果的なのはもちろん、偏った食生活を送り栄養サポートが必要な人にとっても有益な食品と言えます。
PFCバランスの項目で比較対象となったムーンライトクッキーは、栄養成分が公表されていませんが、栄養が含まれている原材料としては卵黄ぐらいなので、おそらく三大栄養素以外の栄養素は殆ど含まれていないものと考えられます。
ちなみに栄養補助食品でベースクッキーに類似した製品としてはカロリーメイトがありますが、ベースクッキーはカロリーメイトと比較しても栄養の点からはかなり優れています。
興味あるかたは ぜひ読んでください。
ベースクッキー1食分の栄養やPFCバランスなど、ベースクッキーに関する栄養を網羅したページも設けていますので参照してみてください。
ベースクッキーダイエットの実際
このように、腹持ちよし、カロリーよし、ビタミン・ミネラルよしのベースクッキーですが、実際にダイエットを行うことが可能なのでしょうか?
理論上、どの程度の体重を落とせるのかを検証してみます。
厚生労働省の「健康づくりのための運動指針2006」によると、1kg減少させるために必要な熱量は7,000kcalです。
内臓脂肪を1kg 減少させるためには運動によるエネルギー消費量の増加と食事改善によるエネルギー摂取量の減少を合わせて約 7,000kcal が必要となります。
1kgを減少させるのに7000kcalを消費または制限すれば良いことがわかりましたね。
この数値から、次の式が導き出されます。
7,000kcal(体重1kgを落とすのに必要なエネルギー)× 落としたい体重(kg)÷減量日数(日)=1日の削減目標カロリー
グリコ公式HPより引用
難しいことはさておき、実際にベースクッキーを食事に置き換えた場合、どの程度のダイエットが可能であるのかを計算してみましょう。
仮に朝食をベースクッキー1袋に置き換えた場合の計算をしていきます。
なお計算の際は次の数字を当てはめています。
- ベースクッキーの1袋のカロリー 155kcal
- 男性の朝食の摂取カロリー 810kcal
- 女性の朝食摂取カロリー 615kcal
まずは男性の場合、朝食の810kcalを155kcalに置き換えますので、1日655kcalを削減できます。
7000kcal/kgを655kcal/日で割ると、10.68日で1kgの体重を減らすことができます。
また仮に朝食をベースクッキー2袋に置き換えると、13.7日で1kgの体重を減らすことができます。
同様に女性が1kgを減らすための日数を計算し、表にまとめると次のようになります。
性別 | 1日1袋食べる | 1日2袋食べる |
男性 | 10.68日 | 13.7日 |
女性 | 14.0日 | 23.0日 |
もちろん上記の数字は理論上であり、実際に朝食で810kcalまたは615kcalを食べている人は少ないと思われ、その場合は夕食をベースクッキーに置き換えるなど、カロリーを削減するための工夫が必要となります。
しかし理論上とはいえ想像より短期間でダイエットを行うことができそうだ、と感じますね。
ベースクッキーは太る?
ベースクッキーはダイエットに最適だと考えられる一方で、ベースクッキーは太る、太りそうという意見も見られます。
ベースクッキーは太るか太らないかで言えば、食べ過ぎたらそりゃ太りますよ、という当たり前の回答をしておきます笑
もし1日3食を摂取されている方が、追加でベースクッキーをおやつとして食べた場合、その分摂取カロリーが増えますので当然太っていきます。
しかしながら、実際には上で述べたようにベースクッキーは食事に置き換えるなど適切に使用した場合、ダイエットにふさわしい食品であると考えています。
ベースクッキーとダイエット効果のまとめ
以上、ベースクッキーでダイエットは効果的なのかを理由と共に解説してきました。
本記事をまとめると次のような結論になります。
- ベースクッキーは1袋で150-160kcalである。
- ベースクッキー1袋は1日に必要なカロリーのうち、男性は5%、女性は8%程度を賄うことができる。
- ベースクッキーは腹持ちが良いため、1食分に置き換えることによって1日摂取カロリーを低減させることが可能で、特に朝食をベースクッキーに置き換える方法がオススメできる。
- またベースクッキーはPFCバランスに優れる上、ビタミン・ミネラルなど厚生労働省が定める栄養素も1袋で1食に必要な25%程度を補うことができる。
- 注意点として「ベースクッキーを食べたらダイエットできる」という性質の商品ではなく、必要カロリーを制限することで効果を発揮するため、通常の食生活に上乗せでベースクッキーを食べるともちろん太ることになる。
(注釈)※栄養素等表示基準値に基づき、脂質・飽和脂肪酸・n-6系脂肪酸・炭水化物・ナトリウム・熱量を除いて、 すべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む。
ベースクッキーは初回購入時に大きな特典があるため、公式サイトでの購入がおすすめできるのですが、得するベースクッキーの購入方法を知りたい方は読んでください。
なおベースクッキーに関する総合的なレビューや口コミは別記事で書いておりますので、ベースクッキーについてより深く知りたい方は一度読んでいただくことをおすすめしています。