本記事では、ベースブレッド株式会社から発売されている「ベースブレッド」が昼食にふさわしいのか否かを検討していきます。
ひと昔前であれば、ランチと言えば手作りのお弁当や食堂での食事が当たり前の時代もあった(と思います)のでしょうが、コンビニなどの利便性が高い店の増加に伴い、コンビニ弁当やサンドイッチで昼食を済ます人も増えてきました。
利便性とともに失われたのが栄養すなわち我々の健康で、偏った栄養バランスは我々を生活習慣病へと導くのでした。
そこで登場したのが完全栄養食で、ベースブレッドは史上初の「パン型完全栄養食※」として発売され2023年も新しい味が発売されるなど、人気を継続しています。
本記事では昼食にベースブレッドを食べるとどのようなメリット・デメリットがあるのかを考察していきます。
ベースブレッドは理想の昼食になるのか?
ベースブレッドがランチにふさわしいのかを決める前に、まず理想のランチとは何かを定義しておきたいと思います。
千葉県栄養士会によると、昼食の役割およびポイントには次のような点があげられています。
- 昼食は午後の活動に必要なエネルギーや各種の栄養素、水分などを補う
- 主食+主菜+副菜が揃ったものを選ぶ
- カロリーは男性800kcal、女性は650kcalが適量
これらのポイントを踏まえてベースブレッドが理想の昼食となり得るのかを考察していきます。
昼食に求められる条件は単純明快で「バランス良く食べましょう」です。
朝食と比較すると求められる栄養条件がわりとザックリとしています。
朝食の場合、脳へエネルギーを送り体内時計をリセットするため炭水化物+タンパク質+ビタミンB群を積極的に摂る方が良い、となるのですが昼食はそこまで細かく定められてはいません(詳細はベースブレッドと朝食の記事を参照)。
例えば「外食で健康に良いランチは?」という問いに対しては「定食がオススメです、なぜなら主食・主菜・副菜が揃っている、つまり栄養バランスに優れているから」という回答が返ってきます。
つまるところ、ランチは栄養バランスを考えるのが第一(唯一?)ということになります。
ではベースブレッドの栄養と昼食に求められる栄養バランスはマッチングするのでしょうか?
ベースブレッドの栄養バランスは非常に良いため昼食に向いている
まずはベースブレッドが下記基準に適合しているかを見ていきます。
- 昼食は午後の活動に必要なエネルギーや各種の栄養素、水分などを補う
- 主食+主菜+副菜が揃ったものを選ぶ
ベースブレッドの栄養バランスはもちろん非常に良いです。
なぜならベースブレッドは完全栄養食※だからですね。
ベースブレッドは三大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)およびビタミン・ミネラルを厚生労働省が定める値におおむね適合させて製造されています(詳しくはベースブレッドの栄養を参照)。
また昼食に必要な要素として「主食+主菜+副菜」があげられています。
ベースブレッドは1商品の中に「主食・主菜・副菜」全ての要素が含まれていると言えるのですが、その理由を説明します。
まず主食・主菜・副菜それぞれの役割は次のようになっています
- 主食は米やパンなどの主に炭水化物を摂取するため
- 主菜は肉類や大豆など、主にタンパク質や脂質を摂取するため
- 副菜は主食や主菜で摂取できないビタミン・ミネラルを摂取するため
主食・主菜・副菜の概念は、炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルを摂取するためのもので、ベースブレッドは全ての栄養素を厚生労働省が定める値に適合させているため、主食・主菜・副菜すべてを役割を担っていると言えるのです。
ですのでベースブレッドは「主食・主菜・副菜が揃ったバランスの良い食事の代替商品」と言うことができ、昼食に向いた商品であると言うことができます。
ベースブレッドのカロリーは昼食としては不足がちになる
次にベースブレッドのカロリーを見てみましょう。
味の名前 | 1袋あたりのカロリー | 2袋あたりのカロリー |
プレーン | 205kcal | 410kcal |
チョコレート | 264kcal | 528kcal |
メープル | 264kcal | 528kcal |
シナモン | 262kcal | 528kcal |
カレー | 250kcal | 500kcal |
ミニ食パン | 234kcal | 468kcal |
ミニ食パン レーズン | 281kcal | 562kcal |
ベースフード公式では2袋が1食分とされていますので、ベースブレッドだけで1食分のカロリーを摂取すると410~562kcalになります。
最初に示したように、理想的な昼食の摂取カロリーは以下のとおりです。
- カロリーは男性800kcal、女性は650kcalが適量
この数字をベースブレッド2袋でどの程度賄えるかを計算すると、次のようになります。
- 男性の場合は51.3~70.3%程度
- 女性の場合は63.1~86.5%程度
理想的な摂取カロリーと言っても、太り気味の人はカロリーを抑える必要がありますし、朝からガツガツ食べる人は昼食でそれほどカロリーを摂取する必要はありません。
しかしベースブレッド2袋では「理想的な昼食の摂取カロリー」には及ばないことがわかります。
その理由はベースブレッドはカロリーを摂取するための商品と言うよりはカロリーを抑える商品設計となっているためです。ダイエット目的でベースブレッドを食べる人も多く、昼食としてはカロリーが不足するのは否めません。
体重をとくに気にしない方や、食べ盛りの若い世代の方、朝食や夕食のカロリー摂取量が低い方などは昼食にベースブレッドを摂取するのはあまり適切ではないでしょう。
ベースブレッドが昼食にふさわしいその他の理由
ここまでの内容でベースブレッドは栄養バランスが良くカロリーが少ないということがお分かりいただけたと思いますが、ベースブレッドが昼食にふさわしいか否かを決定するため、もう2つの要素を追加で考察していきます。
それは手軽さと値段です。
ベースブレッドは昼食をいつでもどこでも食べられる
私は昼食で株式会社COMPのCOMPパウダーという商品を摂取しているのですが、その理由は圧倒的に時短が可能だからです。
COMPパウダーは、容器に粉と水を入れてシェイクし、ドロドロになった状態で飲み干すだけの商品です。
もともと食事時間が短い完全栄養食の中でも、とくにCOMPパウダーは食事時間の削減に役立つアイテムです。
さてベースブレッドの食事時間はどうでしょうか?
ベースブレッドは固形物ですので咀嚼する必要がある分、COMPほどの時短は望めません。
一方でベースブレッドには水が不要であるという利点があります。
完全栄養食の多くは「商品を水に溶かして飲む」必要があるため、食事をするために水はもちろんコップなどの付属品が必要な場合があります。
しかしベースブレッドは袋をあけて食べるだけなので、例えば営業で外に出ていても車内や公園などの場所で、時間をかけずに食事を終えることができます。
とくにベースブレッドは食べる場所を選ばないというのが、COMPよりも優れた点であると言えます。
忙しい社会人生活では昼食を摂る時間や場所が限られる場合もありますが、ベースブレッドであればそうした問題をクリアしてくれます。
ベースブレッドは一般的な昼食より安くなる
またベースブレッドを昼食として摂取すると、ランチ代の節約にもつながります。
SBI新生銀行による調査によると、男女会社員の昼食代の平均は次のようになっています
- 男性:624円
- 女性:696円
一方でベースブレッドは購入場所によって違いはあるものの、ベースフード公式(初回価格を除く)での通販は1袋200円前後、コンビニでの購入は250円前後となっています。
2袋のベースブレッドを食べても400~500円となっています。
人によっては毎日1000円程度のランチを食べている方もいらっしゃると思いますが、ベースブレッドを昼食にすることはランチ代の節約にもつながります。
まとめ
本記事をまとめると、ベースブレッドを昼食として利用すると次のようなメリットがあると言えます。
- 昼食に必要とされている要素は、栄養バランスとカロリー摂取
- ベースブレッドは栄養バランスが優れており、ランチに適切
- 一方でカロリーは低めなので、体重が気にならない人にとっては不足する可能性もある
- ベースブレッドは袋をあけて食べるだけなので、いつでもどこでも食べることができる
- ベースブレッドは一般的な昼食のコストを削減することができる
もちろんベースブレッドはランチとして適切なだけではありません。
夕食にベースブレッドを食べるメリットも多くあり、もちろん朝食のパンとしてベースブレッドを利用しても得られるものが大きいです。
「ベースブレッドをいつ食べたら良いのだろう?」と疑問のお持ちの方はそれぞれの記事を読んでいただければと思います。