ベースブレッドは完全栄養食※なので、パンだけ食べていれば他の食品を食べることなく生きていける!
面倒なご飯を作る必要もないし、1食あたりの食費も抑えられるし、毎食食事を考えるのが面倒な私にとって最高の商品!
という考えをベースブレッドにお持ちの方は多いのではないでしょうか?
その一方で、「完全栄養食なんて嘘」「パンだけ食べていれば生きられるなんて怪しい」「バランスの良い食事を摂らないなんて危険じゃないの?」「ベースブレッドは実は体に悪い」とベースブレッドに対して怪しい目が向けられているのも事実です。
完全栄養食が初めて世に出たのが2013年で、それ以来「完全栄養食なんて怪しい・体に悪い」という声はベースブレッド発売以前から実は存在し続けています。
また「完全栄養食が怪しい・体に悪い」という完全栄養食業界全体に対する疑問のみならず、「完全栄養食ではなくベースブレッドが怪しい」という声も聞こえてきます。
本記事ではベースブレッドが本当に怪しく体に悪い商品なのか、食べ続けることに危険性はないのか、ベースフード株式会社が嘘を言っていることは無いのかを検証していきます。
ベースブレッドが怪しいと考えられる点を列挙
では最初にベースブレッドに対して「ここが怪しい、嘘っぽい」と思われる点をQ&A形式で紹介し、結論だけお伝えすることにします。
- ベースブレッドは本当に完全栄養食なの?
- 完全栄養食ではないと言うこともできます。
- ベースブレッドだけを食べて生き続けることはできるの?
- 生き続けることはできるでしょうが、「最高に健康的」ではないです
- ベースブレッドを食べたら瘦せるどころか太ってしまう
- 適切に食べれば、ダイエットにふさわしい食品だと言えます
- ベースブレッドは本当は美味しくないんじゃないの?
- 完全栄養食としては美味しいけど、コンビニのパンと比較すると味が落ちることは否めません
- ベースブレッドって原材料・添加物が怪しくて体に悪そう
- 健康的な原材料が使用されており、添加物はかなり少ないと言えます
上記のように言える理由を、それぞれ解説を行っていきます。
ベースブレッドの嘘その1:ベースブレッドは完全栄養食ではない?
厳密に言えばベースブレッドは完全栄養食ではありません。
え!?と思われる方もいらっしゃると思いますので解説します。
まず完全栄養食を定義するなら、単一の食品で栄養に過不足がないもの、日本人で言えば厚生労働省が公表している「日本人の食事摂取基準2020」に適合する食品と言えます。
食品の栄養は炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルの5つに分類され、その役割は次の通りです。
- 炭水化物・脂質・たんぱく質⇒エネルギー源(カロリー)
- ビタミン・ミネラル⇒健康維持・体調管理
この5つの栄養素が日本人の食事摂取基準2020に適合していれば、完全栄養食と言えるのですが、ベースブレッドは一部の栄養素が日本人の食事摂取基準に適合していません。
まずベースブレッドは完全栄養食の定義には次のような注釈があります。
※1 栄養素等表示基準値に基づき、脂質・飽和脂肪酸・n-6系脂肪酸・炭水化物・ナトリウム・熱量を除いて、すべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む。
ベースフード株式会社公式HP
※2 栄養素等表示基準値(18才以上、基準熱量2,200kcal)に基づき、1日分の基準値の1/3を1食分とした場合。
※3 1食2袋あたり。BASE BREAD®の栄養成分表示のパーセンテージは、「栄養素等表示基準値(18才以上、基準熱量2,200kcal)」を元に振られています。
※4 糖質の場合は、栄養素等表示基準値(18才以上、基準熱量2,200kcal)において基準が特に設けられていないため、パーセンテージの記載を行っておりません。
まず注目いただきたいのは1行目の「栄養素等表示基準値に基づき」という文章です。
ベースブレッドは厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準2020」ではなく、栄養素等表示基準値を基準にしています。
では栄養素等表示基準値とは何なのでしょうか?
栄養素等表示基準値の定義は次のようになります。
私たちが、ある食品に含まれる栄養素量を評価しようとする時、自分に必要な量に対してどうかといったような何らかの基準が必要になります。
しかし、本来、個人ごとに必要な栄養素量は、年齢、性別、身体活動の程度などによって異なります。そこで、食品の栄養成分の評価の際、日本人一般に幅広く適用できる共通の”ものさし”として厚生労働省より「栄養素等表示基準値」が設定されています。
「栄養素等表示基準値」は、日本人の1日に必要な量の平均的な値として捉えることができますが、個人ごとに必要な栄養素量を意味するものではありません。
江崎グリコ株式会社
栄養素等表示基準値は年齢や性別、運動量にを考慮せず、日本人に必要な栄養を包括的にとらえるための値ということがわかります。
一方で「日本人の食事摂取基準」は次のように定義されています。
食事摂取基準は、健康な個人または集団を対象として、国民の健康の維持・増進、エネルギー・栄養素欠乏症の予防、生活習慣病の予防、過剰摂取による健康障害の予防を目的とし、エネルギー及び各栄養素の摂取量の基準を示すものである。
日本人の食事摂取基準
「日本人の食事摂取基準2020」では、各栄養素に対する推奨量や目安量を性別や年齢によって細かく定義しており、個々人の属性によって栄養素の摂取量が異なります。
当然「日本人の食事摂取基準」と「栄養素等表示基準値」では差が生じることになり、ベースブレッドに「日本人の食事摂取基準」には適合しない栄養素が出てくるわけで、年齢・性別・運動量などの属性により何らかの栄養素の過不足が生まれます。
では「日本人の食事摂取基準」と「栄養素等表示基準値」でどのような差が生まれるのか、ベースブレッド各種2袋を、30代で運動量が通常程度の男性が摂取した場合について考察します。
ベースブレッドは三大栄養素が完全栄養食とは言えない
1日の推奨摂取カロリーのうち、炭水化物・脂質・タンパク質それぞれからどの程度のカロリーを摂取すれば良いか(PFCバランス)は、日本人の食事摂取基準に明記されおり、その比率は次のようになっています。
- 糖質 50-65%
- 脂質 20-30%
- タンパク質 13-20%
上記比率を元に、ベースブレッド2袋を摂取した際に得られるPFCバランスを表にしました。
黒い線が厚生労働省が推奨する値の上限と下限です。
黒い線の間にベースブレッド各種の値があれば、ベースブレッドは厚生労働省が定める値に適合していると言えるのですが、ほとんど適合していないことがわかります。
それもそのはず。
ベースブレッドはカロリーが2袋あたり410~562kcalであり、30代の運動量が通常程度の男性は推奨摂取カロリーが1食あたり900kcalです。
つまり摂取カロリーがそもそも不足しているため、カロリー源である炭水化物・脂質・タンパク質は不足するのは当然なのです。
「カロリー足りてなければ2袋より多く食べれば良いんじゃない?」
という意見もあるかと思いますが、上記グラフのようにベースブレッドはカロリーが足りてないだけではなくタンパク質が多く炭水化物が少な目のバランスになっています。
仮に摂取カロリーを増やしても、このアンバランスは解消するわけではないため、少なくとも炭水化物・脂質・タンパク質の面において、ベースブレッドは完全栄養食とは言えないのです。
次にベースブレッドに含まれるビタミン・ミネラルを見ていきましょう。
ベースブレッドのビタミン・ミネラルはほぼ完全栄養食と言える
同じくベースブレッドを30代男性が2袋食べた場合、厚生労働省が定める値に適合するビタミン・ミネラルを得られるのでしょうか?
中央の黒い線が厚生労働省が推奨する基準、カラフルの線がベースブレッド各種のビタミン・ミネラルになります。
ご覧のとおりベースブレッドのビタミン・ミネラルは豊富に含まれており、ほとんどの栄養素が基準を上回っています。
しかし厳密に言えば、グラフではわかりにくいのですが、一部の栄養素(食物繊維・カリウム・亜鉛など)は厚生労働省が定める値に対し不足しているため、30代の男性にとってベースブレッドは完全栄養食とは言えません。
ただ不足が最も多い亜鉛であっても、厚生労働省が定める値の87%はカバーできており、なおかつ30代男性は全年代・性別において最もビタミン・ミネラルが必要となる属性です。
30代男性以外ではほぼ100%厚生労働省が定める値を満たしているため、ビタミン・ミネラルに関しては完全栄養食であると言って良いレベルです。
ベースブレッドは厳密には完全栄養食ではないが、それでも体に悪いわけではない
このようにベースブレッドは三大栄養素の点で「完全栄養食というのは嘘」、ビタミン・ミネラルの点では怪しいながらも「ほぼ完全栄養食」であると言えます。
ベースブレッドは「栄養素等表示基準値」を元に栄養を配分しているのに対し、完全栄養食の一般的な定義は「日本人の食事摂取基準」ですので、栄養のカバー率に差がでるのは前述のとおりです。
しかし総体的に見るとベースブレッドは炭水化物・脂質・タンパク質が全体的に不足している、つまりはカロリー不足ではあるものの、バランスはそこまで歪なわけではなく、ビタミン・ミネラルに関してはかなり豊富であることから「ベースブレッドは体に悪い」ことは全く無い、むしろ栄養の面では体に良い食品であると言えます。
こうしたベースブレッド各種の栄養についての詳細な検証は別記事を執筆していますので参照いただければと思います。
ベースブレッドの嘘その2:ベースブレッドだけを食べていても生きていけない?
「ベースブレッドは完全栄養食ではない」以上、「ベースブレッドだけ食べていれば生き続けることができるの?」という質問に対しては疑問が生じます。
実際にベースブレッドだけを食べ続けても生き続けることは可能でしょうが、少なくとも先ほどあげたように厚生労働省の摂取基準からはずれているベースブレッドを毎日毎食を食べ続けることは栄養の点からオススメできません。
とはいえ、我々の食生活は完全栄養食とは程遠いものです。
例えばジャンクフードを週に何回も食べている人、野菜を摂取せずビタミン・ミネラルが不足している人などはベースブレッドだけの生活より遥かに不健康な食生活であると言えるでしょう。
よってベースブレッドだけを食べて生活することで、現在の食生活より栄養面で改善が見られる人は日本全国に多くいるであろうと推測できます。
日本人に不足している栄養素は多数あり厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」の2ページ目から抜粋すると、「国民の栄養摂取の状況からみてその欠乏が国民の健康の保持増進に影響を与えているものとして厚生労働省令で定める栄養素」としては次のものがあげられています。
たんぱく質、n─6 系脂肪酸、n─3 系脂肪酸、炭水化物、食物繊維、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンC、 カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン
日本人の食事摂取基準
上記の栄養素で注目いただきたいのは、日本人に不足している栄養素のほとんどがビタミン・ミネラルであるという点です。
先にあげたように、ベースブレッドは炭水化物含有量が少ないため、日本人に不足しがちな炭水化物を補うという点においては好ましくありません。
しかしその他の栄養素については、ベースブレッドは日本人に不足がちな栄養を豊富に含むため健康的な食品であると言えます。
つまりはベースブレッドだけで生き続けることを順位付けすると、次のようになります。
完全栄養食の食事、健康的な食事>>ベースブレッドの食事>>一般的な食事>>>>不健康な食事
ベースブレッドだけを食べ続けても「生きていくことはできる」ものの最高に健康的な食生活と比較するとやはり劣ります。
「ベースブレッドだけの生活は体に悪いか?」と聞かれると、「体に悪くはないけどやめておいた方が良いよ」と回答することになります。
とくにベースブレッドは炭水化物がかなり少ないためベースブレッドだけを食べ続けるのではなく、ベースブレッドは1日1~2食程度を目安にし、通常の食事は炭水化物が多めの食事を心がけるようにした方が良いでしょう。
なお突き詰めるとベースブレッドはどう考えてもダイエット向きの商品であると言わざるを得ないのですが、その理由を次に解説していきます。
ベースブレッドの嘘その3:ベースブレッドを食べても痩せない?
つぎに「ベースブレッドを食べても痩せない、ベースブレッドでダイエットできるなんて嘘」という声にお応えしていきます。
ベースブレッドは先にお伝えしたように、カロリーが1食分としてはかなり控えめな食品となっています。
具体的にベースブレッド各種のカロリーをお伝えすると、次のような数字になります。
味の名前 | 1袋あたりのカロリー | 2袋あたりのカロリー |
プレーン | 205kcal | 410kcal |
チョコレート | 264kcal | 528kcal |
メープル | 264kcal | 528kcal |
シナモン | 262kcal | 528kcal |
カレー | 250kcal | 500kcal |
ミニ食パン | 234kcal | 468kcal |
ミニ食パン レーズン | 281kcal | 562kcal |
運動量が通常程度の30代男女の場合、男性が2700kcal、女性は2000kcal程度の熱量が必要となります。
1食分に換算すると男性900kcal、女性は666.7kcal程度となるため、ベースブレッドを2袋(410~562kcal)食べたとしても1食あたりのカロリーは不足し、体重は減少していくはずです。
仮に運動量が少なく推奨摂取カロリーが少ない成人男女であたとしても、ベースブレッド1食分のカロリーは不足します。
そのためベースブレッドを食べ続ければ理論上痩せるはずです。
しかし「ベースブレッドを食べても痩せない、むしろ太った」といった声が聞こえてくるのはなぜでしょう。
結論を先に伝えすると、ベースブレッドは「食べたら痩せられる」という下剤のような商品ではなく、「カロリー低いけど満腹感あって腹持ちも良いから、カロリー制限しやすい」商品です。
つまり「ベースブレッドを食べたら太った」という人は、ベースブレッドを食べ過ぎている、またはベースブレッド以外の食品を食べ過ぎているということが考えられます。
「ベースブレッドは食べたら痩せるって聞いたから買ったのに、太った、ベースブレッドが痩せるのは嘘だ!ベースブレッド怪しい」と声をあげるのは間違いです。
ベースブレッドはかなり腹持ちが良く、ダイエットを助ける最高の商品となり得ます。
ちなみに1食あたりのカロリーが500kca前後というのは、6~7歳で通常程度の運動を行う男児の推定エネルギー必要量と同等ですので、他の食事を食べ過ぎない限りは大人が1日に必要となるカロリーを大幅に下回ります。
ベースブレッドの嘘その4:ベースブレッドは美味しいどころか不味い?
さて、次はベースブレッドの味に関する疑問です。
もし私が友達に「ベースブレッドって美味しいの?」と聞かれて忖度なしに答えるなら次のように言うでしょう。
ベースブレッドは完全栄養食の中では美味しい部類に入るよ、とくにシナモン味・メープル味・チョコレート味がおすすめ!
でもカレー味は正直美味しくないのでやめた方が良いよ。
何にせよ大事なのは「完全栄養食の中ではベースブレッドは美味しい部類に入る」という点ですね。
ではベースブレッドを他の食品、具体的にはコンビニの菓子パンなどと比較するとどうなるのでしょう?
あー・・・コンビニのパンと比較したらね、そりゃコンビニパンの方が断然美味しいよ
と言うことになります。
つまり、そもそも完全栄養食はあまり美味しい食品ではないという前提があります。
なぜなら完全栄養食はビタミン・ミネラルを豊富に含み、PFCバランス(炭水化物・脂質・タンパク質)を厚生労働省が定める値に収めなくてはならないという、大きな制限があるからですね。
コンビニパンなんて、脂質や塩分、糖質を使いたい放題でジャンキーな味に仕上げてもとにかく消費者の舌を満足させれば売れるわけですから、使用できる食材が限られている完全栄養食は味の点においては、勝てる要素が少ないわけです。
この「完全栄養食がそもそもあまり美味しくない」ことを知ってベースブレッドを購入しているのか、そうでないのかによってベースブレッドを食べた印象って大きく変わるんですよね。
とはいえ私は毎日朝食にベースブレッドを食べ続けることができる程度に、ベースブレッドは(それなりに)美味しいです。
例えば先日、前の日に買ったコンビニの卵コッペパンが机の上に置いてあったんですよね。
そしてクローゼットには、買いだめをしたベースブレッドの山が置いてあるわけです。
どちらの味が上かと言うと、もちろん卵コッペパンなんですよ。
でも私が手にしたのはベースブレッドだったんですね。
通常は美味しい食事に手が伸びるはずなのに、なぜか食べているのはベースブレッド。
私の脳内を分析すると次のようになります。
卵コッペパンを食べたいけど・・・栄養考えたらベースブレッドだよね・・卵コッペパン体に悪そうだし
習慣って恐ろしいもので、別に卵コッペパンを1つ食べたくらいで健康被害が起こるわけでもないのに、脳内は健康のことを第一に考えるようになってしまったわけですね。
とはいえ、もしベースブレッドが激マズであったなら私はコンビニの卵コッペパンを選んでいたでしょうし、そもそもベースブレッドを継続して購入していません。
そんなわけで「ベースブレッドはコンビニのパンよりは味は落ちるけど、食べ続けることができるくらいには美味しいですよ健康的だしね。」
ということを私は言いたいです。
あ、でもカレー味は正直美味しくないですし、やめておいた方が良いです笑
ベースブレッド全種のオススメ・避けた方が良い味は別途記事にしていますので、ご覧いただければと思います。
ベースブレッドの嘘その5:ベースブレッドは危険性のある体に悪い原材料・添加物を使用している
最後はベースブレッドの原材料・添加物についてです。
完全栄養食を食べようと思っている方の中には「危険性のある体に悪い原材料を使っているんじゃないか?」と考える人が多いです。
何せ完全栄養食というジャンル自体、誕生してまだ10年程度しか経過しておらず、完全栄養食自体が怪しいと思われるのも仕方がないところです。
簡潔に言えば、ベースブレッドの原材料・添加物に何ら危険性のあるものは使用されておらず、体に悪い原材料・添加物が使用されているというのは真っ赤な嘘です。
まずベースブレッドの原材料は他のパンと比較すると、原材料がかなり多いです。
これはベースブレッドが完全栄養食※であるがために、栄養の基準値をあげるための創意工夫を行った結果であると思われます。
そしてその原材料の多くは、健康食品に使用されるような「体に良い」と言われているもので、ビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。
またベースブレッドの食品添加物は、他の食パンよりも使用している種類は少ないと言えます。
まずはベースブレッドに使用されている食品添加物を見てみましょう。
【プレーン】
調味料(有機酸等)、酒精、増粘剤(キサンタン)
【ミニ食パン・プレーン】
乳化剤、酒精、調味料(無機塩)、酸味料
【メープル】
加工でんぷん、調味料(有機酸等)、酒精、乳化剤、着色料(カラメル)、増粘多糖類、香料
【チョコレート】
加工でんぷん、調味料(有機酸等)、酒精、乳化剤、増粘多糖類、香料、PH調整剤
【シナモン】
調味料(有機酸等)、酒精、増粘剤(加工でんぷん、キサンタン)、乳化剤、香料
【カレー】
膨張剤、酒精、調味料(無機塩等)、酸味料、着色料(カラメル、カロテノイド)、香辛料抽出物、香料
【ミニ食パン・レーズン】
調味料(有機酸等)、酒精、乳化剤、酸味料
【ベースブレッドリッチ】
加工でんぷん、調味料(有機酸)、酒精、乳化剤、増粘剤(キサンタン)、酸味料
ベースブレッドに使用されている食品添加物を列挙してみましたが、これだけでは添加物が多いのか少ないのかはわかりません。
他の食パン、例えばコンビニパンと比較してみましょう。
コンビニで適当に購入した下記食パンの食品添加物を見てみます。
いかにも美味しそうで体に悪そうな風貌をしていますが、さてこのコンビニパンの添加物はどのようになっているのでしょうか?
赤線部分が食品添加物ですが、抜き出してみます。
【ダブルホイップデニッシュ】
乳化剤、糊料(加工デンプン、増粘多糖類)、ソルビット、セルロース、グリシン、pH調整剤、香料、イーストフード、着色料(カラメル、カロテノイド)、甘味料(ステビア)、酵素、V.C
一瞥しただけでもかなり多い種類の食品添加物が使用されていることがわかります。
具体的に使用されている食品添加物の数量を比較すると次表のようになり、ベースブレッドに使用されている食品添加物の種類はコンビニパンと比較するとかなり少なく、危険性が低いことがわかります。
名称 | 添加物の種類 |
ダブルホイップデニッシュ | 12種類 |
プレーン | 3種類 |
ミニ食パン・プレーン | 4種類 |
メープル | 7種類 |
チョコレート | 7種類 |
シナモン | 5種類 |
カレー | 7種類 |
ミニ食パン・レーズン | 4種類 |
ベースブレッド・リッチ | 6種類 |
またベースフード株式会社によると、食品添加物に関して次のようなコメントがアナウンスされています。
BASE BREAD®は、毎日安心して食べていただきたいからこそ、合成保存料や合成着色料などの余計な添加物は加えておりません。栄養を補うために一部ビタミン類を加えておりますが、サプリとしても普及している一般的なビタミンであり、安心してお召しあがりいただけます。
ベースフード株式会社
合成保存料や合成着色料は、今回調査したダブルホイップデニッシュにも含まれていませんが、ベースブレッドにも不使用であることが明記されています。
このようにベースブレッドの原材料・保存料は何かとくべつに危険性のある体に悪い材料を使用しているわけではなく、原材料を多数利用することで完全栄養食※の栄養に適合するよう、企業努力が行われているのです。
ベースブレッドの怪しい噂や嘘についてのまとめ
以上、ベースブレッドの栄養について怪しいと思われる点や嘘についてまとめてきました。
本記事を簡潔にまとめると次のようなことが言えます。